映画正体と原作の違い5つ|ドラマあらすじも解説でネタバレ注意

11月29日に全国で映画が公開される「正体」

主演は、横浜流星さんで5つの顔を持ち、その正体に迫ります。

ネタバレも含みつつ、ドラマ、原作、そして映画についての結末もまとめましたので、ご注意の上ご覧ください。

映画正体と原作の違い

ネタバレをしますと、

逃走した鏑木慶一は犯人ではなく、通りがかりの親切な人でした。

しかし冤罪の形で、つかまり逃げて追われる立場となるわけです。

日本中を震撼させた事件の最重要人物である、鏑木慶一が脱走し、各地で生活をします。

これが主演の横浜流星さんですね。

警察は、各地で鏑木慶一とかかわった人に聞き込み取り調べを行うのですが、山田孝之演じる警察は、鏑木慶一が全くの別人格を多数持ち合わせていることに衝撃を受けます。

原作

映画正体の原作は、染井為人さんによる傑作小説「正体」です。

原作では、鏑木慶一の年齢が18歳から20歳ですが、

のちに紹介するドラマでは30代となっています。

ドラマ正体では、亀梨和也さんが鏑木慶一で主演を務めました。

また、被害にあった人数は原作が3人で、ドラマが2人と1人減っています

このあたりは残酷な描写が続きすぎても疲れるためかと思われます。

原作の正体では、鏑木は誤認逮捕を消すべく、警察にむけられた銃口によってこの世を去っています。

原作、ドラマ、映画でも冤罪だったことは軸としてありますが、

ドラマではその間違いを正し、勝利を得る鏑木慶一。

しかし、原作正体では、無念となり冤罪を晴らすこともできずに終わってしまいます。

ドラマ

ドラマの「正体」は、鏑木慶一の特徴として、うなじにあざがありました。

超簡単に原作とドラマの違いをまとめると、

ハッピーエンドがドラマであり
バッドエンドが原作という感じ。

鏑木慶一が無罪である証拠の音声であるボイスレコーダーも闇に葬られ、この世を去る原作。

打たれるも何とか意識を取り戻し、あきらめかけた無罪をこれまで支えてきた仲間と勝ち取るドラマ。

そして、映画正体では、どちらをたどるのか、また全く別の違った結末なのか。

とても気になるところです。

管理人の予想としては、ドラマと同じく無罪を勝ち得そうな気もします。

キャスト

こちらは、原作ではなく、ドラマと映画の「正体」のキャストの違いです。

鏑木慶一を演じたのは、
ドラマ:亀梨和也さん
映画:横浜流星さん

被害者夫婦の夫の母親井尾由子
ドラマ:黒木瞳さん
映画:未発表

ライター兼ディレクター役・安藤沙耶香
ドラマ:貫地谷しほりさん
映画:吉岡里帆さん

痴漢の冤罪被害に遭った弁護士・渡辺淳二
ドラマ:上川隆也さん
映画:未発表

製作スタッフ

映画と原作、正体では製作スタッフの違いもありました。

原作:染井為人『正体』
映画:染井為人『正体』

総監修
原作:中田秀夫
映画:未発表、なし

監督
原作:中田秀夫
映画:谷口正晃、藤井道人

脚本
原作:前川洋一
映画:小寺和久・藤井道人

音楽
原作:海田庄吾
映画:未発表

総監督というものが、映画正体ではないようです。

総監督は映画で力を発揮しそうなイメージですが、監督の中田秀夫さんがその役割を担っていそうです。

放送時間

ドラマ正体は、約50分×4話の構成でした。

放送時間は、全部で3時間28分(208分)ですね。

映画、正体の放送時間はまだ発表されていませんが、

約120~130分くらいと予想すると、映画が70分ほど短くなっていることが予想できます。

こうなると、映画正体ではごっそりカットされる部分が出てくるか、細かい描写がところどころ消えていることは致し方無いのかもしれません。

映画正体と原作の違いまとめ

映画正体と原作の違いをドラマを絡めつつ見てきました。

やはり気になるのは、総監督がいなくなり、ドラマと原作の決定的な違いである鏑木の結末でしょう。

ミステリアスで色気のある横浜流星さんが素晴らしい演技をされることは間違いないですし、

どのような結末を迎えるのかとても気になります。

5つの顔を持つ、その表情や感情をしっかりと見て、

ストーリーが進むままに映画を楽しみたいですね。

映画「正体」の星の数

面白さ4.6
ハラハラ度4.5
配役4.4
見やすさ4.1
音楽や映像4.1
総合得点4.2

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