映画化された、原作小説52ヘルツのクジラたちが、3月1日金曜日に放映開始されます。
内容やネタバレも含む、この記事ですが、やはり内容がセンシティブなものも多く、嫌い、つまらないなど批判もある賛否両論の作品になっています。
参考記事:【相関図】52ヘルツのクジラたちのキャスト!10名の感動映画
52ヘルツのクジラたちの批判まとめ!嫌いつまらない理由【3選】
52ヘルツのクジラたちの批判まとめ、嫌いつまらないと言われている理由を3つまとめました。
・意見が分かれるテーマだった
・別れが突然すぎる
・心が痛い
というものです。
人格や愛着にフォーカス
52ヘルツのクジラたちの批判、嫌いつまらないと言われる理由1つめは、意見が分かれるテーマだということ。
52ヘルツのクジラたちでは、扱うテーマがデートやヤングケアラー、性別などを扱います。
いうなれば普段の生活では直視しづらいものが多く、しかし見なければいけない問題となっています。
仮に自分自身がそういうテーマに苦しめられてきたのであれば、フラッシュバックしたり激しく共感したりする映画というわけです。
そういったことから、ダイレクトすぎて批判が集まったと考えられます。
たしかにトラウマレベルの内容も扱っているため、そう思うのも無理はなさそうです。。
また、これは自分の経験なのですが、自分ではトラウマと思っていないことであったとしても、周りから言われることで気づき、そこからトラウマとして認識してしまうなんてこともありますよね。
突然すぎる別れ
52ヘルツのクジラたちの批判、嫌いつまらないと言われる理由2つめは、別れが突然すぎる、です。
次の理由3つ目でも紹介していますが、
主人公の貴瑚は親からの愛を受けていないですが、塾講師の岡田安吾に救われています。
岡田安吾は、不倫で貴瑚と付き合ってかつ、支配しようとする主税から貴瑚を守っている最中で、突然失踪し自ら命を絶ってしまいます。
安吾は、自身は戸籍上女性でありながら男性としていきており、貴瑚との恋もかなわないことはわかっていましたが、え?なぜこのタイミングでという場面であったため、もっと慎重に描いてほしかったと、批判が集まったわけですね。
心が痛い
52ヘルツのクジラたちの批判、嫌いつまらないと言われる理由3つめは、心が痛い、です。
あらすじネタバレを含みますが、
杉咲花さん演じる貴瑚は、不倫して貴瑚と付き合っている主税に手をあげられます。
不倫がバレ、支配しようとするわけですね。
正義は勝ち悪は負ける、で終了することを視聴者は望みますが、それがないまま、主税が変わってしまったのは自分(貴瑚)のせいだと思い込んでしまい、そのまま話が終わってしまい、気分が悪くおかしい、という批判があったわけですね。
不倫かつ、もってのほかの行為をしているにもかかわらず制裁が与えられない、状況に心を痛めるというわけです。
52ヘルツのクジラたちの批判的な感想
52ヘルツのクジラたちの批判的な感想をまとめてみます。
26歳の主人公が13歳の少年と出会い、一緒に暮らそうとする。それまでにさんざん恋愛的な展開があっただけに、もしやこの2人もゆくゆくは恋人関係になることが想定されてるのか?と考えると、胸がむかむかしてくる。
note
52ヘルツのクジラたちの楽しみ方
当ブログの筆者が考える52ヘルツのクジラたちの楽しみ方を紹介させていただきます。
まず映画52ヘルツのクジラたちは、
・ヤングケアラー
・トランスジェンダー
などの昨今問題が浮き彫りになってきているものを取り扱います。
ただ、とはいえ、まだまだ水面下にはこういったテーマで悩む人々はたくさんいて、しかも当事者たちは声を上げることすらできない状態です。
そういったところにメスを入れた、世の中にはたくさん色々な人がいて、日本人同士でありながらもお互いのことはわからず、育ってきた文化も違う、ということを理解せずとも知ってほしい、ということを伝えたいのではないでしょうか。
いきなり解決、というのは難しいかもしれません、ただ知らないと知っているとでは違う、視野を広げる段階が必要だと作家の町田そのこさんは考えていると思います。
見識を広げる知る、ことで52ヘルツのクジラたちの楽しむことができそうです。
52ヘルツのクジラたち考察ネタバレ
52ヘルツのクジラたち考察ネタバレですが、勧善懲悪とまでは期待しないものの
・悪に天罰がくだらない
・なぜか弱者が弱者のまま救われない
・大切な人が突然になくなる
・登場人物が報われない
素晴らしい作品であるからこそ視聴数が増えて、いろいろな意見が集まったんだと思います。
逆によかったか
ただ、令和の時代ではこういったセンシティブな問題はよりセンシティブになっていますし、生きづらい世の中で生きている方も多いのも事実です。
どうか、貴瑚や少年、安吾が報われるような、見ている人の心がすっとするような、認められるような、そんな願いが叶えばよかったと思う感じでした。
ただ、そうではないからこそいろいろな意見が飛び交いますし、注目も集めているため一概には言えないということもあります。
さらに作品である以上、見てもらわなければ意義が薄れてしまうので難しい問題ですよね。。
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